プロフィール
名前
性別
年齢
私費/社費
大学・学部
職務経験
海外経験
他受験校
R.O
男性
32歳
私費
横浜国立大学 経済学部
不動産会社3年、会計事務所7年
なし
NTU(不合格)
Why MBA
公認会計士として会計事務所に勤務していたが、今後日本でビジネスを行う外国人起業家支援業務の拡大を考え、また近い将来会社経営を行うにあたり、下記事項の必要性を感じたため。
・専門分野である会計、税務、法律以外のスキルを身に着け、より幅広い提案をクライアントに対してできるようになること
・経営全般に関するスキルを身に着けること
・英語で議論を戦わせる力を身に着けること
・数多くの人種、幅広いバックグラウンドを持つ多様な人間の中でのリーダーシップ、メンバーシップを磨くこと
Why Singapore
・アジアの人脈が手に入る
・流暢でない英語に対しても寛容である
・欧米よりも安価であり私費留学が可能
・安全な国であるため生活面での不安がない
・クラスのダイバーシティが欧米に比して高い
・国として教育に力をいれているため、大学のレベルが高い
Why SMU
・1クラス30人が2クラス(2018年)の少人数形式で、試験よりもグループワーク、クラス発言重視の構成に惹かれたため
・3つの国立大学NUS、NTU、SMUのなかで一番新しいにも関わらず大学の評価が高く、勢いを感じたため
・ネットワーキングの観点から立地が素晴らしい
・一年のMBAプログラムでありながら最低10週間のインターンシップが要件となっており、短期間で非常に密な経験が積める
受験準備
主なスケジュール
・2014年9月TOEFL ibt 初受験 28点
・2015年1月MBAとは別に、仕事に関する試験が終了したためMBAの勉強を再開
・2015年6月からAGOSに入学し、TOEFL、GMAT、レジュメ、推薦状、エッセイカウンセリングコースを利用。
・2015年6月~TOEFL講座受講開始
・2016年1月~エッセイ等カウンセリング開始
・2016年10月~GMAT講座受講開始
・2016年10月推薦状依頼
・2017年8月SMU、NTUキャンパスビジット
・2017年9月レジュメ、エッセイ完成、SMUに出願
・2017年9月~11月IELTS、GMATを複数回再受験し、SMUにフォローアップ
・2017年12月2日SkypeでSMUインタビュー及び合格通知受領 受験終了
・2017年12月26日渡星
IELTS対策
・2014年9月TOEFL ibt 初受験 合計28点、リスニング0点という歴史的な点数からスタート。
・大学受験時代から10年以上に渡りほぼ英語に触れてなく、また英語を話した経験は人生でほぼ0。
・大学受験時代の「速読英単語」からやりなおし
・2014年9月からレアジョブを開始
・2016年9月からIELTSに転向、同月初受験スコア5.5(R6.5/L5.0/S6.0/W5.0)
・2017年11月IELTS6.5(R6.5/L6.5/S7.0/W5.5)が最終スコア
GMAT対策
・Quantativeはいわゆる「マスアカ」をネットで購入し学習。2016年8月から2か月くらいかけて1回くらい回し、47点程度取れるようになったのであとはメンテナンスを行うのみ。
・Vervalは2016年10月からAGOSにて学習開始。だが点数は一向に伸びず、そもそも出てくる単語も文章も何を言っているか受験期最後までよくわからないというのが実感で、運で20点程度とるのが精いっぱいでした。結局英語力がないとどうにもならないというのが実感です。
エッセイ対策
・AGOSのカウンセラーと10回ほど50分のセッションを行いネタだしからスタート。
・お題はWhy MBA? What is your weakness?という典型的な内容で、自分のショート、ロングタームゴールが何で、今までの自分が培ってきたものは何で、足りないものは何で、そのギャップを埋めるのがSMUMBAというオーソドックスな構成で書きました。
・コミットメントを示すために実際会った卒業生の名前と、アドミンの名前、そこで聞いた話からSMUに行きたいということも書きました。
インタビュー対策
・インタビューが決まってから1週間しか時間がなかったため、エッセイを見てくれていたAGOSのカウンセラーと2回セッションを行い、whyMBA?などの典型的な質問に答えられるようにネタだしを行い、各質問に対する回答のキーワードだけを付箋に書きパソコンのディスプレイの周りに貼るという対策をとった。
・学校へのコミットメントを示すためシンガポールまで赴く意向を伝えたが、時間がないのでSkypeでという返事を受け、Skype面接を実施。
・面接内容は非常に基本的なWhy MBA? Why SMU? What is your leadership style? を聞かれただけで、15分で終了。その2時間後に合格通知がメールで届いた。インタビューが入った時点でほぼ合格が決まっていたと思われる。
・面接官はMBAプログラムのトップである教授であったが、事前にレジュメをWebで探して読んでおき、自分の興味がありそうなケースについて現在も入手可能か、をこちらから質問した。
・また、キャンパスビット時にアドミンが手渡してくれたSMUケーススタディのサマリーをちらつかせ、コミットメントを示した。
・部屋の後ろの壁一面にキャンパスビジット時のSMUの写真を貼り、Skype越しに見えるようにし、自分が如何にSMUへの留学に対して強い熱意を持っているかを示した。
推薦状対策
・前職で自分の仕事を直接監督してくれていた社長、及び現職の上司計2名に依頼。
・書く内容は、前職社長はパーソナリティが伝わるエピソード、現職上司は仕事の能力面が伝わる具体例を書いていただいた。パーソナリティはロングタームで変化するが、仕事の能力はショートタームで変化すると思われるので、それぞれ時間の経過を考えてこのような割り振りにした。
・実際にあったネタをこちらからいくつかお二人に提案し、日本語で書いていただいた後、アークコミュニケーションズという翻訳業者で英語にしたものを提出。
大学訪問
キャンパスビジットの有無
・2017年8月にSMUにキャンパスビジットを実施。
・既に東京でアドミンと2回会っており出願方針を相談しながらメールやりとりも続けていたため、キャンパスビジットの相談をメールにて行いSMU校内で会う約束をしてからビジット。
キャンパスビジットの内容
・まずアドミンオフィスでアドミン担当の方と会い、用意していた質問をぶつけた。その後、学内を案内してもらい、図書館の中、教室の中、MBAラウンジの中等に入れてもらった。残念ながら8月はインターンシップが始まっており昼間はほぼすべての学生が働いているため、現地で現役生とは会わなかった。ちなみに、日本では卒業したばかりの方と二人ほどお会いしている。
受験生へのメッセージ
・MBA受験はこうでなければならないという手順はないと思います。自分の出願スタイルを貫いてください。
・私は出願の1年半前に東京に来ていたアドミンと会った時に、IELTS・GMATのスコアがそろう前に出願して点数は随時アップデートすればいいと促されたため、GMATの初めの点数からアップデートして、40回以上メールのやり取りを繰り返し、自分の留学へのコミットメントと成長を見せながら合格をいわば「説得する」というスタイルで、アドミンの感覚を確かめながら進めました。最後はインタビュー前にアドミンの担当者が励ましてくれるほどコミュニケーションがとれていました。
・2018年1月から始まったMBAですが、2018年11月執筆現在、本当に留学してよかったと心から思っています。